民族音楽のすべて
音楽は何世紀にもわたり文化と社会をつなぐ架け橋となり、私たちの暮らしに欠かせないものとなってきました。過去から現在に至るまで、音楽は文化を映す音の鏡であり、さまざまな土地が生み出した産物でもあります。エスニック音楽もまた、文化の発展と歩調を合わせて発展を続けてきました。
テクノロジーの影響により、エスニック音楽は今日いっそう身近なものになりました。テクノロジーのおかげで、私たちはどの地域のエスニックな要素やエスニック音楽についても手軽に知ることができます。その意味で、エスニック音楽とエスニック楽器が今日のワールドミュージックに目に見える影響を与えていることは否定できません。
エスニック音楽とは?

エスニック音楽とは、特定の共同体や特定の地域の文化に属する音楽のジャンルとして知られています。ほかのジャンルとは異なり、そこに含まれる楽器、リズム、旋律、歌詞を通して、特定の民族文化を音楽として示すことに寄与します。その意味で、現在そして未来の世代にとってよい道しるべとなります。
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世界のエスニック音楽アーティスト3組
ゴラン・ブレゴヴィッチ(Goran Bregović)

ゴラン・ブレゴヴィッチはバルカン半島を代表する現代の作曲家の一人です。作曲家でギタリストのゴラン・ブレゴヴィッチは、長年にわたりバルカン半島で誰もが知る存在となっています。イギー・ポップやセザリア・エヴォラなど、さまざまなアーティストに楽曲を提供してきました。国際的には、エミール・クストリッツァの映画『ジプシーのとき』『アリゾナ・ドリーム』『アンダーグラウンド』で知られるようになりました。
アザム・アリ(Azam Ali)

アザム・アリは、東洋的な神秘性をまとった定義しがたい音楽で、現代でもっとも独創的な音楽家の一人に数えられています。イラン革命の後、家族とともにインドへ移り住み、そこでサントゥールと出会い、その後ロサンゼルスへ移りました。当時の重要なエスニック音楽のアーティストたちと共演する機会に恵まれたアザム・アリは、音楽界でもっとも重要なエスニックの歌声の一つとみなされています。
ディープ・フォレスト(Deep Forest)

ディープ・フォレストは、ミシェル・サンシェとエリック・ムーケという2人のフランス人ミュージシャンからなるフランスのグループです。エスニック音楽を代表する存在の一つです。エスニックな旋律とエレクトロニック・ミュージックを融合させたこのグループは、音楽界に新しいスタイルをもたらしました。
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エスニック音楽の楽器
エスニックな楽器にはさまざまなものがあります。そのいくつかを挙げてみましょう。
ダフ(daf)

ダフの歴史は古代にさかのぼります。メソポタミアをはじめとする各地の考古学的発掘では、ダフを持つ人物像が見つかっています。一般に円形ですが、角のある形のものもあります。
ウード(oud)

きわめて印象的で美しい音色をもつウードは、プレクトラムで弾く弦楽器です。11弦または12弦で用いられるウードは、3オクターブの音域をもちます。ウードという名は、アラビア語で「木」を意味する「エル・ウード」という語に由来します。
サントゥール(santoor)

サントゥールは、イラク、イラン、インドを起源とする楽器です。通常はクルミ材などの同様のエキゾチックな木材でつくられた箱形の古典的なサントゥールは、72本から160本の弦で構成されます。長い年月にわたり、多くのヨーロッパやアジアの国々で用いられてきました。
ブズーキ(bouzouki)

ブズーキは現代ギリシャ音楽の主要な楽器の一つです。ギターとバーラマ(baglama)を掛け合わせたような楽器です。鋭い金属的な響きをもち、見た目はむしろマンドリンに近いブズーキは、ペナやプレクトラムで演奏されます。
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